2020年8月22日/晴れ
前日、十勝岳の登山口、望岳台駐車場脇にて3人でテント泊する。
スキ焼鍋を囲み、再会を祝したのは言うまでもない。翌日に備えてアルコールは口先だけ控えめに・・
23日/晴れ
早朝の登山口にて、もう一人の紅一点M女史と待合せ。私は、3年前に黒岳小屋でお会いして以来久し
振りだ。
挨拶もそこそこに、4:57出発する。
飲み過ぎと寝不足のせいでコンディションはあまり良くないが、皆のペースに辛うじてついて行く。
6:13避難小屋着。ここまでは順調。
ここから左手の尾根に取り付いてガレ場をジグを切りながらひたすら高度を稼いで行く。
左右に火口群。一旦平坦な登山道。
このあたりまで来ると十勝岳の肩。真ん前にピークを仰ぎ見る。右手には富良野岳も良く見える。
最後の急登を登り切ると、9:03頂上到着。望岳台から頂上まで4時間6分の行程。概ね順調。
20分程休憩の後、望岳台に引き返すM女史と別れ3人で美瑛岳に向かう。
一旦ポンピ沢源頭の1,824mまでザレ場を急降下する。
途中ポンピ沢の縁をアップダウンを繰り返しながら、平ケ岳、鋸岳、美瑛3稜の頭、2稜の頭、
1稜の頭を経て、美瑛富士の分岐。
ガレ場を一登りすると美瑛岳の頂上に到着11:54。十勝岳から2時間半の行程。なおも順調だ。
ピークにて30分ほど昼食休憩。私はお腹の具合が悪く水分補給のみ。
12:30美瑛岳発。ここから急なガレ場の斜面を慎重に降下する。40分程急降下し美瑛富士との分岐
13:11着。小休止する。
ここで、ちょっとしたアクシデントの始まり。
我々とたまたま同コースを行く見知らぬ単独年配登山者の行動に危険な気配を察知。
この高温下、十勝岳から水なしで縦走中とのこと。熱中症の懸念あり、足元も覚束なし、時々転倒。
見るに見かねて、我がリーダーは安全な地点までとサポートすることに・・
ポンピ沢の渡渉と最後の難所、雲ノ平手前の北向沢の渡越え。ハシゴ下りとロープ登りまでは
面倒を見ることに相成った次第。ちなみに北向沢のこの地点が年々奥に後退しているとのこと。
結果的に1時間半位は余分に時間的ロス。
ここから、ほぼ平坦な雲の平を行くと、やがて分岐に合流、35分で望岳台16:27に到着する。
実働9:58、休憩1:33、総行程16.4km 所要時間11時間31分の山旅であった。
(コースタイム)
望岳台登山口 0:59 雲の平分岐 0:10 避難小屋 2:43 十勝岳 2:07 美瑛岳分岐
0:15 美瑛岳 0:41 美瑛富士分岐 2:27 雲ノ平分岐 0:35 望岳台
|