2020年7月20日/晴れ
前日、麓の清里町は緑清荘という温泉ホテルに前泊する。早朝登山口の清岳荘に先輩の車で向かう。
身支度を整え6:26清岳荘出発。しばし沢沿いの林道歩き。林道終点の登山口には頂上まで3.6kmの
標識。「意外に距離は短いな」などと軽く思いながら、いよいよ斜里岳に向け登山道に入る。
やがて沢伝いの道なき道をへつり、渡渉を繰り返しながら進んでいく。
40分ほどで旧清岳荘跡地、その先に旧道と新道の分岐、下二股に着く。登りは旧道にルートをとる。
ほとんど沢登りの様相だ。だが、滑る心配もさほどなく登山靴で何の問題もない。
ところどころに滑滝も現れて、楽しませてくれる。
年のせいでバランスが悪くなったと、しみじみ感じる。
それに、久しぶりの沢で緊張し疲れがたまってきた。
だんだんと斜度が増してきて沢の源頭となり、新道とを分ける上二股に到着する。
下二股からここまで2時間半要した。
ここから急な尾根道。まさに「胸突き八丁」、しかも道はガレてて疲れが溜まる。。辛抱の登りだ。1時間
ほどで頂上直下のコル、馬の背に着く。見上げればピークは近い。もう一息だ。最後の力を振り絞って
一歩一歩ピークを目指す。途中斜里岳神社のお社に参拝。
馬の背から30分ほどガレの急登、ついに晴天の下、百名山57座目のピークに立つ。
登山口から4時間半の行程。
ぐるっと360度。絶景の展望をほしいままに、スマホのカメラに収め、10分程で下山。
相棒の先輩M氏は登頂を途中断念し、コルにて待っていてくれる。極度に疲労し下山余力を残して
おくとのこと、頂上を目の当りにしての勇気ある決断に敬意を表する。
さて、下山ルートは尾根道の新道コースを降りる。
途中尾根からピークと稜線を眺め、その美しさに二度感動する。
雄大さを味わいながら長い尾根道を行くと、熊見峠を通過、ここから小一時間ほど急勾配の坂道を
下る。かなり膝に堪える。
4時間ほどかかって無事下山する。
(コースタイム)
清岳荘登山口 0:59 下二股 2:32 上二股 0:57 斜里岳 0:49 上二股 1:09 熊見峠
0:44 下二股 0:59 登山口
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