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 聖岳 3,013m         2人                      
   日程・コース 
     /9月15日 新千歳空港〜成田空港〜新宿駅、バスタ新宿〜飯田駅前(レンタカー)〜高原ロッジ下栗(泊)
  
     /9月16日 高原ロッジ下栗〜芝沢ゲ゛ート駐車場(レンタカー)

          芝沢ゲート登山口〜易老渡〜便ヶ島(聖光小屋)〜西沢渡〜薊畑分岐〜聖平小屋(泊)

     /9月17日 
          聖平小屋〜薊畑分岐〜小聖岳〜聖岳〜小聖岳〜薊畑分岐〜西沢渡〜聖光小屋〜
          易老渡〜芝沢ゲート登山口
         
            芝沢ゲート駐車場〜飯田市内BH(レンタカー)

     /9月18日 飯田市内BH(レンタカー)〜飯田駅前レンタカー店(徒歩)〜飯田駅前〜バスタ新宿、新宿駅
            〜成田空港〜新千歳空港  (空港バス)札幌帰還

2024年9月16日/曇のち雨/聖岳 3,013m
 南アルプス最南端の3千m峰、聖岳の踏破が今回の目標だ。昨年のリベンジである(去年は椹島から聖沢ルートを登高
したが、荒天と疲労のため途中で断念した)。
 南から近づいている台風の影響は未だ見られないものの、最近の天候は不安定であり、好天はあまり期待はできない。
 
 今回は、高速バスにて新宿から飯田駅前へ。夜遅くに登山口に近い高原ロッジ下栗という宿泊施設にに前泊した。
 宿のご主人のアドバイスがあって、翌朝、予定より1時間早く5時に宿を立ち、30分で芝沢ゲート駐車場に到着する。
 入山している登山者の車で狭い駐車場はすでに満杯状態だ。
 
 身支度を整えて、芝沢ゲート登山口を5:55出発する。曇り空である。
 ここから聖光小屋までは長い車道と林道歩きが続く。途中、易老渡にて右に吊橋を渡る光岳への分岐を過ぎる。
 芝沢ゲートから1時間48分かかり、便ヶ島聖光小屋前のキャンプ場にて大休止。
 ここから本格的な登山道が始まる。
 少し尾根を登ると、また平坦な林道歩きが西沢渡まで続く。
 
 西沢渡では、ゴンドラで沢を渡る。ロープを手で引っ張るがなかなか進まない。たまたま若い登山者1名に居合わせ3人
で協力することができたので、20分ほどで渡ることができた。(一人だと相当な時間がかかり、重労働でかなり疲れて
しまうのではと、余計な心配をしてしまう。)

 沢を渡ってしばらく行くと、急登が始まる。ジグを切りながら、薊畑分岐まで標高差1,300mの急登が切れ間なく続く。
多少の緩急はあるものの、辛抱の苦しい登りだ。
 途中から、ぽつぽつと雨が降りだした。
 14:55、ようやく薊畑分岐に到着である。西沢渡から約6時間の行程である。
 薊畑分岐から21分で本日の宿泊地聖平小屋に到着した。15:24
 夜には本格的な雨になり、朝まで降り続く。

      

       

       

2024年9月17日/小雨のち晴
 5:23聖平小屋を立つ。小雨模様である。
 薊畑分岐にて、荷物をデポする。朝の登りはじめはいつも苦しい。
 急な灌木帯の中を進んでいく。7:21小聖岳に到着する。前面に聖岳の雄姿が飛び込んできた。
 雄大な聖岳に早くも感動。いつの間にか晴れている。
 素晴らしい景色。
 ここから、ジグザグにガレ場の中を登っていく。苦しいけど辛抱だ。
 やがて9:09ピークに到達する。分岐から3時間もかかってしまった。
 ピークは我々を大歓迎するかのように晴れ渡っている。雲が所々かかっているが360度の展望だ。
 
 ここまでとても苦しかったけど、この足でピークを踏み、雄大な展望に出会って、疲れも吹き飛ぶ思いだ。
 二年がかりの踏破に大満足!!

 しばらく展望を楽しみ名残惜しいが、ピークを後にする。元の道を慎重に下る。
 分岐で荷物を回収し、西沢渡へと急坂を下山する。長い下りで完全に足と膝に痛みが現れてきたが、我慢して
下っていく。
 西沢渡では疲れた身体で二人でゴンドラで渡る。聖光小屋にて大休止。ここから長い長い林道歩き。
 芝沢ゲート登山口19:24到着する。薊畑分岐から6時間10分の行程である。

       

      

      

 21過ぎに本日のBHに投宿。
 翌日、高速バスにて飯田駅前から新宿BT経由、成田から新千歳空港へ。
 かくして、実り多い今回の山行を締めくくった。
 (了)