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 増毛山道の再興にご尽力されたご子孫の伊達 東氏は、平成29年12月、「甦った増毛山道」という小冊子
 を出版された。
  このご著書には、当時の増毛山道の開削や今日までの復元にまつわる歴史が克明に記されていて誠に興味
 深く拝読した。
  伊達東氏には、改めて深甚なる敬意を表す次第である。 

 以下は、小生が留萌に勤務していた2008年前後に、ご縁があってこの復元事業に関わらせて頂き、実際に踏査や
一部区間の整備に携わった時の仲間との記録である。

 ■ 増毛山道    7人     
     コース 1日目/ 留知暑寒別川林道取付き地点 ― 旧武好駅逓跡 ― 武好駅逓跡 ― 7km地点
                 ― 暑寒別川左岸林道 ― 暑寒荘(泊)  
          2日目/  留知暑寒別川林道取付き地点 ― co915m地点(往復)   

                             地図  

2008.11.01/曇り時々晴れ
  増毛山道は、石狩市浜益区幌から浜益御殿、雄冬山、天狗岳南面を経て、増毛町別苅までの、ほぼ尾根
 沿いに山岳地帯を通過する27.8kmの山道である。1857年に開削されたこの山道を復元しようという計画が  
 「増毛山道の会」を中心に進められている。

  今回は、駅逓跡を中心にその一部を実際に歩いてみようということになって、北海道新聞の地元記者にも
 同行をお願いしての探索行である。

  暑寒荘をベースにして、取り付き林道までの往復をサポート隊の手助けにより、二日間各7名で入林
 する。
  初日の取り付き地点から旧武好駅逓跡まではルート不鮮明。この駅逓跡から新武好駅逓跡までは古い
 電柱が残っており、山道らしき跡もわずかに痕跡を留めている。

  新武好駅逓跡から先は、根曲がり竹が密生し、しばらくはGPSのナビ頼りにブッシュを漕いで行く。極めて
 ルート不鮮明。やがて細尾根となり、今度は鮮明にルートが現れる。
  途中、暑寒別岳や群別岳を一望できる絶好のビューポイントもあり、将来の復元が楽しみだ。

2008.11.02/小雨のち雪
  今日の天気は良くない。あまり無理せずにと出発。前日と同じ林道から雄冬山方面に山道を辿る。
  このルートは、先月も歩かれたところですでにテーピングがしてある。雄冬山までのほぼ中間、co915m
 地点で悪天候のため引き返す。 

  出発地点。 旧武好駅逓跡の一等水準点。 山道沿いの古い電柱。 尾根の山道ルート上から暑寒別岳を望む。 絶好のビューポイントになるだろう。

  群別岳を望む。 雄冬山方面への山道跡で発見した石碑。何やら文字が刻まれている。 増毛山道探索に参加したメンバー。暑寒荘前にて。
 
  (コースタイム) 1日目/ 出発地点 1:38 旧武好駅逓跡 2:42 新武好駅逓跡 2:11 林道出合地点
             2日目/ 出発地点 2:05 co915m 1:35 出発地点
 
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