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 ■北日高縦走    4人  
      コース/  千呂露川二岐沢出合 北戸蔦別岳 1,967峰 ピパイロ岳 伏美岳
               ― 伏美岳避難小屋

      概念図  


2007.8.11/曇り
 下山口の伏美岳避難小屋に車をデポし、スタート地点の日高町千栄千呂露川沿林道の終点、二岐沢出合
にテント泊。
 天気は快方に向かっており不安なし。むしろかなり暑くなりそうだ。水は各自4L持参する。
 定番のジンギスカン鍋で小宴。行程の無事と健闘を誓う。

  二岐沢出合。車はここで終点。 二岐沢出合でテント泊。小宴。 

2007.8.12/曇りのち晴
 今日の行程は、1,793mの手前コルの予定。長丁場なので5時前に出発。曇り空、むし暑い。
 しばらく二岐沢沿いに林道歩きだが、取水口から河原道となる。二岐沢から1時間40分で二ノ沢出合着。
 4〜5ヶ所渡涉を繰り返すが、登山靴が濡れる心配はない。標高1,000mあたり行く手に大滝を見ると、
右手に尾根に取りつく。ここからは小刻みに休憩をとりながら辛抱の登りだ。

 途中、1,300mあたりの「トッタの泉」で水を補給。なおも急登が続く。岩場を越えるとようやく展望が開け、
幌尻岳や戸蔦別岳が視界に飛び込んでくる。
 ヌカビラ岳は平坦なので気付かずに通過してしまった。このあたりはカールの源頭で見事なお花畑だ。
 コルのテント場を見て、ひと登りすると北戸蔦別岳のピーク到着。

   二岐沢出合からしばらく林道歩き。 二ノ沢の渡渉。 トッタの泉。水量は十分。 ヌカビラ岳付近のお花畑で。 

   ヌカビラ岳付近から正面に北戸蔦別岳を見る。 北戸蔦別岳からコルのテン場とヌカビラ岳を見下ろす。 北戸蔦別岳ピークにて。 

 北戸蔦別岳は、まさに「北日高の展望台」。素晴らしい眺望だ。ここから北に快適な稜線を歩いて行く。
 前方に目指す1,967峰とピパイロ。振り返ると、戸蔦別から幌尻岳の雄姿。中部日高の山並みのシルエット
も美しい。
 急峻な岩稜を越えて1,967峰のピーク。北戸蔦から3時間半だ。日高第三の高峰。かなり疲れているが、
すぐ下のコルが今日のテント場。安堵と達成感で疲れも吹き飛ぶ。

   標高差200mほどお花畑を下って小さなスペースにテントを張る。缶ビールで祝杯。
   山あいに沈む夕日、その夕陽に映える1,967峰を見て二度感動。

   北戸蔦別岳から戸蔦別岳。 北戸蔦別岳から日高幌尻岳。 北戸蔦別岳から1,967峰方面。 稜線から北戸蔦別岳方面を振り返る。 稜線から1,967峰とピパイロ岳を望む。

   1,967峰への岩稜。 1,967峰(左奥) 1,967峰ピークにて。 1,967峰から日高幌尻岳方面を望む。 1,967峰から中部日高を望む。

   1,967峰からコルへのお花畑で。   テン場のコルから、山あいに沈む夕日の美しさに目を奪われる。 夕陽に映える1,967峰。

  (コースタイム) 二岐沢出合 1:00 取水口 0:30 二ノ沢出合 1:10 尾根取付き 1:00
            トッタの泉 2:50 北戸蔦別岳 3:30 1,967峰 0:23  コルCP   
 
2007.8.13/晴
 昨日からのラジオで下界は連日の猛暑。山もかなり気温が上がりそうだ。
 ここまでの行程は計画どおりだが、余裕をもって早めに出発。ピパイロ岳までは展望を楽しみながら、
快適な稜線歩き。1時間半ほどでピークに立つ。

 ピパイロは30年ぶりだ。ピパイロ沢を見下ろし30年前に思いを馳せる。同じ場所に立って、同じ風景を
眺め同じ仲間とデジカメに収まる。感無量。

 ここから一気に下り、登り返して伏美岳。ピークは猛暑。楽しかった山行もいよいよ終焉。日高の山に、
しばしの別れを告げて避難小屋に下山。


  1,793mピークから1,967峰を振り返る。 ピパイロ岳にて。 ピパイロ岳から1,967峰を望む。 ピパイロ岳から戸蔦別、幌尻岳を望む。 ピパイロ岳から中部日高を望む。

  ピパイロ岳から伏美岳(左)を望む。 伏美岳にて。 伏美岳からピパイロ岳を望む。

  (コースタイム) CP 0:20 1,793m 0:50 ピパイロ岳 2:00 伏美岳 2:25 登山口

  (総歩程)  8月12日 12時間30分  / 8月13日  8時間55分
    

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