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 ■ 羊蹄山 1,898m     2人     
         コース/ 倶知安比羅夫登山口 ― 羊蹄山 ― 登山口    


2006.06.03/晴
  今年は5月遅くまで、札幌近郊の山から残雪をまとった白い羊蹄山が見えた。二週間前に漁岳から羊蹄
 を眺め、一緒に登った西山さんと雪のあるうちに羊蹄山に行こうという話になり、この日の山行となった。
  早朝、札幌から車をとばし倶知安町比羅夫に向かう。途中、京極町から眺望する羊蹄山は、円錐形の
 美しい姿に、沢筋はびっしりと雪渓で埋まっており、一際輝いて見える。

  快晴の中、比羅夫登山口を7:45に出発。我々以外に先行者なし。しばらくは、樹林帯の静かな登山道
 を行く。四合目を過ぎ、標高1,100mあたりで、登山道が雪に隠れ、いよいよヒラフ沢の雪渓に取り付く。
  雪渓の上部は細くなって二ヶ所ほど切れ目があるのを見通せたが、多分九合目までは何とかなるだろう
 と見当をつける。
  かなりの急斜面、滑落が怖い。ジグを切りながらグングン高度を稼いでいく。標高差およそ700mはある
 大雪渓の直登だ。下を振り返ると足がすくむほどの高度感。やはり雪渓は九合目、避難小屋 との分岐まで
 続いていた。ここからは夏道の登山道を辿り、13:10勇躍ピークに立つ。

  360度の大展望に感動。しばし山座同定。眼下に父釜の大クレーター。その釜越しにはアンヌプリなどの
 ニセコ連山、遠く積丹や無意根山など札幌の山並み、手前に尻別山、洞爺湖の向こうに遙か駒ヶ岳も
 望まれる。大満足。

   (コースタイム) 登山口 1:45 四合目上 2:30 九合目 1:10 羊蹄山頂上 2:28 登山口

   京極町から羊蹄山を望む。 四合目の上あたりから雪渓が現れる。 ヒラフ沢の雪渓。 雪渓を行く。 雪渓の下を振り返る。

   登路からニセコアンヌプリを望む。 大雪渓。 雪渓上部。 雪渓を抜けて登山道から火口方向を望む。 九合目の上、カール状の雪渓。

   火口の縁にて。 ピークから火口縁。 ピークから札幌方面。 ピークから無意根山。 ピークから尻別岳。

   ピークから洞爺湖を望む。 ピークから父釜越しにニセコアンヌプリを望む。 ピークにて西山さん。 ピークにて。 父釜。

   母釜。 火口壁にて西山さん。 火口壁からピークを望む。 下りの大雪渓。 雪渓の下り。

   下りの雪渓にて。 アンヌプリをバックに西山さん。 帰路、比羅夫から羊蹄山を望む。

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